田子の弁当フェア

田子町の新たな賑わい創出「田子の弁当フェア」

2021.05.31

こんにちは。田子町PR大使の五十嵐です。
今回は、最近田子町で賑わいを見せているとあるイベントをご紹介します。
まずはこちらの写真をご覧ください。

田子の弁当フェア

お母さんたちが、何やらお買い物中ですね。
真ん中のテーブルにはお弁当らしきもの、右奥にもパンのようなものが並んでいますね。
これは、田子町の産直団体「タッコファーマーズマーケット(たっこ産直友の会)」が行っている、

「田子の弁当フェア」

での、1枚です。

こちらのイベントでは、毎週金曜日のお昼、町内の産直施設タッコファーマーズマーケット2号店にて町内の農家さんや事業者さんがお弁当を販売しています。

田子の弁当フェア

(和洋中、様々なお弁当が店頭に並ぶ)

今年の2月に開催したこちらのイベント、当初は1回限りのイベントだったそうです。それがあまりに盛況で100食用意していたお弁当が開始数十分でなくなったこともあって、3月からは毎週金曜日の定期開催されることになり、数ヶ月経った今でも開始早々に在庫がなくなってしまう人気の企画になっているそうです。

今回は、こちらのイベントを運営しているたっこ産直友の会事務局の大村晃弘さんにお話を伺いました。

「田子の弁当フェア」大変好評ですね?

おかげさまで毎回好評いただいておりまして、タッコファーマーズマーケットの新たな人気イベントとなっています。ただ、あまりに好評でせっかく買いに来られても、すでに在庫がない時もあったり、その点ではお客様にご迷惑をかけ申し訳なく思っています。現在はそういったことがないように事業者さんとも在庫の調整をしながら、販売を行っています。

田子の弁当フェア

(6月の開催案内チラシ)

「田子の弁当フェア」はどのような想いから生まれた企画なのでしょうか?

大きく3つの理由がありました。

1つ目は、昨年度からコロナウイルスが蔓延し、なかなか外食ができない中でテイクアウトの需要が増えていた。そういった需要にタッコファーマーズマーケットでも応えていきたい、そういった中から生まれました。

田子の弁当フェア

(レジ業務で大忙しの大村さん)

2つ目ですが、このタッコファーマーズマーケットは田子産品の販売拠点を作る実証実験の場でもあります。これまで、田子町内でお弁当を製造・販売するところは多くはなかったですが、こういった企画を行うことで事業者さんの製造・加工技術を高め、将来道の駅ができたときにこういったお弁当も田子町の産品として出せるようにしたかったのもあります。

そして3つ目ですが、田子町はなかなか冬に稼げる農作物がないのが現状ですので、こういったお弁当を販売することで少しでも冬の間の所得向上につなげたいという想いもありました。

盛況ぶりを見ると当初のそういった想いが実現しているように感じます。
この企画を始めるにあたって何か苦労はありましたか?

今までにない企画だったこともあり、生産者さんや事業者さんが本当にお弁当を出してくれるのか、その点が心配でした。企画前にたくさんの方々にお願いにあがりましたが、当初は初めての企画だったこともあって難色を示す方もいましたが、多くのお客様が買いに来る様子を見られて今は皆さん非常に協力的にお弁当を出していただけています。

田子の弁当フェア

(彩り豊かな弁当が並び、お客様もどれを食べようか迷っています)

スーパーやコンビニのお弁当とは違い、田子町のお弁当には田子町らしい食材がたくさん入っていますね?

今の時期は山菜もお弁当の中に多く入っています。スーパーなどで並ぶお弁当とは違い、野菜の産地らしい新鮮な旬の食材を使った特色あるお弁当が多くありますので、お客様にとっても珍しいお弁当がお求めいただけると思っています。新鮮な野菜だけではなく、田子牛というブランド牛も町にはありますので、そういった食材も活かしながらお客様にとって喜ばれるお弁当を生産者さんが作ってくれています。一方で、若い方からはコンビニで見るようなガッツリ系のお弁当もあるといいというお声をいただいていますので、その辺りは今後の課題かと思っています。

田子牛丼弁当

(人気の田子牛丼弁当)

田子牛のメンチカツ弁当

(こちらは田子牛のメンチカツ弁当)

田子町の弁当

(ボリュームたっぷりで、おかず・副菜も多彩)

田子町のキーマカレー弁当

(野菜もしっかり取れる人気のキーマカレー弁当)

田子町の海苔弁当

(のり弁は副菜もぎっしり!)

田子町の牛ステーキ弁当

(食べるの必須!牛ステーキ弁当)

特色ある食材だけではなく、この値段も大きな魅力に感じます。

お弁当は500円から高いもので900円ほどの価格帯です。お惣菜パンなどは200円から300円ほどです。製造者さんたちの努力もあってお求めやすい値段になってますが、他の場所で販売したら1000円近い値段を付けないとといけないものも多くあると思います。その辺りは少し心配しているところもあるのですが、今の世の中お弁当に1000円近く払うのが普通になってきている中で、こういったお値段で提供できるのも田子の大きな魅力だと思っています。安ければ良いという話ではないですが、しっかり利益も確保しつつお客様が手に取りやすい価格で販売するのも町の魅力の一つではないか、何よりお客様が手に取ってくれた時に値段も見て笑顔になってくれるのでこちらとしても嬉しい気持ちになります。

田子町弁当フェア

(ほとんどのお弁当は500円から600円ほどとお財布に優しい)

今後のこちらのイベントの展望を教えていただけますか?

まずは、来店いただいたお客様が在庫がなくて買えないという状況を改善したいと思っています。また、現在大変好評をいただいていますが、いつかはマンネリ化すると思うので特色あるテーマを決めてお弁当販売する日も作れたらと思っています。例えば、「カレーフェア」と題してカレーに特化した販売の日を作るとか、田子牛などをもっと使ってお値段も上げたお弁当を販売する日を作るとか。こういったことを繰り返し挑戦していくことで、田子町に来町する理由の一つとなれるようにできればと思っています。

 

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コロナ禍もあり、今は「変化」を求められる世の中。

現状に満足せず、需要を見極め、新たな企画を練り、実行してさらにブラッシュアップしていく、町の産直団体でありながら、常に新しいことにチャレンジしているタッコファーマーズマーケットさんの取り組みが印象的でした。

お弁当フェアは6月も毎週金曜日に開催するそうです。
ぜひ皆様、田子町の美味しい食材が詰まった財布にも優しいお弁当を買いに遊びにきてみてください。

 

*「田子の弁当フェア」詳細

日   時: 毎週金曜日11時から(都合により変更する場合あり)
場   所: タッコファーマーズマーケット2号店(青森県三戸郡田子町大字田子字田子11)
*ガーリックセンターから徒歩30秒
問合せ先: タッコファーマーズマーケット (Tel:0179-23-0888)

 

*開催の詳細については、タッコファーマーズマーケットのSNSをご確認ください。

<Facebook> ※下記URLをクリックするとリンク先へアクセスします
https://m.facebook.com/TakkoFarmersMarket/

<Instagram> ※下記URLをクリックするとリンク先へアクセスします
https://www.instagram.com/takkofarmersmarket/

 

五十嵐 孝直

五十嵐 孝直

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