記念撮影

割烹白山後編~川蟹すいとんの魅力は作り手にあった~

2021.04.21

いやあ、、先ほどの記事(割烹白山前編)に出てきた川蟹すいとん
美味しそうでしたね、、
川蟹のうま味と共に、すいとんへのこだわりが記事に溢れ出ていましたね!さてさて、先ほどの記事の途中にもありましたが、
川蟹すいとんは、川蟹の捕獲量が減少したことから
一時はメニューから消えてしまいます。
ですが、2年間の試行錯誤のすえ15年の歳月を経て復活しました。「割烹白山 後編」では、
割烹白山の歴史と
川蟹すいとんの復活のキーパーソンとなった
割烹白山専務 本庄孝浩さんについて、お話していきます!

割烹白山の始まり

割烹白山は元々、魚屋さんだったそうです。
魚屋さんから食堂に変わったきっかけは結婚披露宴でした。
当時は結婚式を公民館で行っており、日頃商売をする人たちで集まって
結婚式をプロデュースしていました。
社長は料理が得意だったため、料理長として結婚披露宴を盛り上げていました。
そこで、社長が振舞っていた料理が、「川蟹すいとん」だったそうです。
家庭でも、川蟹スープは作られていましたが、
先代が作り出す絶妙な川蟹スープが好評で、
郷土料理である、ひっつみと掛け合わせて
川蟹すいとんを看板メニューとして、食堂をはじめました。

これが割烹白山の始まりです。
割烹白山

新しいものをつくるだけがはじまりじゃない

本庄さんは川蟹すいとんの復活だけではなく、
未来に綺麗な川を残すための活動もしています。
具体的には、毎年7月の下旬から8月の上旬に
川祭りというお祭りを行っています。
お祭りでは、熊原川の川の中が巨大なプールに変わり、
川魚つかみ取りやいかだ&チューブでの川下り遊びなど
川だからこそできる遊びを一日限定で行っています。
普段は、川で遊ぶのは禁止されていますが
子供たちに川へ気持ちを向けてもらいたいという想いから
お祭り当日だけ、許可を取り、開催しています。
川祭りの様子を写真で見させていただきましたが、
子供たちの笑顔がまぶしくて、自然と頬がほころびました、、
川祭りの様子を見ている写真
地域活性化と聞くと、地域でイベントを行う、特産品を使って商品開発など
時代に合わせて新しいものを追い求め、新しいことをしなければならない
新しいこと=地域活性化になってしまいがちです。
ですが、新しいことだけが、活性化だけではなく
懐かしい、守りたい、といという愛おしい気持ちになれる
元々あったものをもう一度“復活”させることも
地域の未来につながると学ぶことができました。
記念撮影
多くの人の想いと手間が詰まった川蟹すいとん
三戸に来たら、ぜひ川蟹すいとんに会いに行ってみてください!

サンノワ編集部

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三戸の魅力的な情報を掘り起こしていきます!

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