天空のロッジ『ロッジカウベル』@ 田子町

2023.12.26

田子町PR大使の五十嵐です。

かなりご無沙汰の記事となってしまいました。みなさま、申し訳ございません。

どうせ書くの忘れてたんでしょ?って言われそうですが、

 

そ、

そ、

そ、

 

そんなことは、、、ございませんよーw

 

心の中にはしっかり残っておりましたが、多忙によりなかなか記事を書く時間を持てていませんでした。

何で多忙だったのか?

今回書く内容で、それがお分かりいただけると思います!

(今までサボった分w、かなりの長文ですのでお時間ある時にでも読んでみてください。)

 

実は、今年の9月から、田子町にリニューアルオープンいたしました宿泊施設「ロッジカウベル」の管理を始めました。

(ロッジカウベル外観)

 

約30年前に田子町にオープンしたこのロッジカウベル。

標高700メートルほどの大黒森の頂上付近に立地しており、夜には流れ星や天の川もよく見えますし、なんと言っても雲海から上がってくる朝陽が魅力の施設。通称『天空のロッジ』と言われております!

(運が良ければ、朝は雲海の上から上がってくる朝陽がお部屋についてるウッドデッキから拝めます)

 

(田子町は、環境庁から星空日本一に選ばれたこともあるほど、星がよく見えます。流れ星は当たり前!)

 

何年かかけて行っていた建物の修繕が終わり、ここの管理者の募集が始まったのが7月でした。

募集要項を見たときに、

「なんとかこの施設を地域内に住む若い人間で管理できないか?若い発想でこの施設の運営を行なっていけないか?」と思いました。

なぜそう思ったのかというと、昨年、この施設のキャンペーンに関わった中で、ここが活きることで、町内の飲食店や観光施設がもっと活きてくるなとイメージできたからです。

(ロッジカウベルから車で5分のところにある創遊村。古民家を移築した施設だが、普段はなかなか人気がない)

 

田子町には泊まるところが一軒しかなく、ニンニクを食べに遊びにきても、イベント参加で田子町に来ても、それが終わったらみなさん帰ってしまうんですよね。周りには、十和田湖や大湯、二戸に素晴らしい宿があるので、遊びに来てもそちらに泊られたり。田子町の滞在時間って、観光客の皆さんにとって2時間から4時間ぐらいしかなかったんです。

でも、ロッジカウベルがあれば? 夕食は町内の飲食店を利用するかもしれませんし、田子牛を買ってBBQする人もいるでしょうし。翌朝、ガーリックセンターにお土産買いに行ったり、町のイベントに参加したり。田子町に滞在してもらえる時間が長ければ長いほど、町に関わってもらえる時間も伸びますし、町としても活気付くかなと。

それはやっぱり町内を知っている人間が案内役になってやっていかないと、町内の産業が伸びていきませんし、連携もうまれないんじゃないかと思い。それに若い人たちの新しい仕事の一つになって欲しかったので応募に至ったわけです。

そうは思っても、宿泊業のノウハウが何もない中だったので、田子町でIT業を行なっているiBeeの葛川さんに予約サイトやSNSの運用をお願いし、何より大事な宿泊業の部分を南部町の清水屋旅館の若旦那極檀さんに相談し、3人で応募することにしたんです。

(葛川さんは以前こちらの記事でご紹介させていただきました)

田子町を“IT“と“化学“の力で変える 〜新規事業者「i Bee」の取り組み〜

(左から私、極檀さん、葛川さん。後ろはスタッフの家族)

私たち以外にも、県内の大きな企業様が複数応募されており、会社にもなっていない私たち若手の連合チームでは不利な状況だと思っていましたが、地域の若手の想いを「ロッジカウベルプレイパーク構想」という企画案に乗っけ、応募・プレゼンを行い、8月末に無事私たちが選ばれるという嬉しいニュースをいただきました。

(提出したロッジカウベルプレイパーク構想の資料)

 

選ばれた時は、久々に興奮しました。3人で固い握手をして、喜んだのを覚えています。でも、その時から始まったのが、今度は「実行」の緊張感。プレゼンも企画書もあくまで机上のものであって、それを本当に実行できるのか、不安もあり、楽しみもありといった感情の中で、9月1日より管理を始めました。

最初の1ヶ月はとにかく忙しかったです。掃除、草刈り、備品整備、とにかくやることが山盛りで、何から手をつけていけば良いのかわからないほどで、スタッフ皆ほとんど毎日施設にきて、準備を行なっていました。

(不慣れな草刈り。この後葛川さんは後ろの坂から転げ落ちましたw)

さまざまなトラブルもありましたが、無事9月29日のプレオープン。(冬季期間は雪のため営業できないので、今年の営業は11月末まで。そのため、今年の営業はプレオープンとして、宿泊料も一泊素泊まり3,500円としていました。)

そこからもまた怒涛の忙しさで、多くのお客様の利用に感謝しつつも、その分だけベッドメイキングや部屋の清掃などが必要になり、不慣れな作業とシフト組みで3人だけではなんともならず、家族にも手伝ってもらいながらの2ヶ月でした。

「楽しかった。また来ます!」

というお客様のお声が何よりのご褒美で、2ヶ月経ってようやく宿泊業の面白さもわかってきたところです。

(県内から集まった私の友人たちに、たまたま同じ日に宿泊していたお客様たちも一緒になってパーティー)

 

(企業研修でご利用いただいたこともありました)

 

ロッジカウベルはいわゆるホテルではなく、

民泊やゲストハウスとも違いますが、

それらの中間のような宿泊所を目指しています。

(お部屋は全部で6室。1部屋4名までご宿泊いただけます)

(お部屋からはこんな綺麗な景色が眺められます)

(各部屋にお風呂・トイレがついています。)

(お風呂からはこんな眺めが見られますよ)

 

眺めの綺麗なお部屋にお泊まりいただき、お客様同士や私たちスタッフと夜は交流しながら、田子町の食や持参した食べ物を楽しんでいただく。お腹がいっぱいになったら、外に出て満点の星空や朝陽などの自然も楽しんでいただく。

ロッジカウベルでは、いわゆる一般的な宿泊施設でできる「寝る・食べる」だけに終わらない、「体験する・交流する」といった部分も重要視しています。

そんなことを実現するために、来年はサウナやトレッキング、BBQ・キャンプ・農業体験をご案内したりと、より田子町で楽しんでいただけるような施設を目指しています。滞在しながら、さまざまな体験ができる、私たちスタッフや同じ日に泊まっている宿泊者たちと交流できる、そこに私たちのゴールがあります。

(活用していないスキー場のリフトを活用して、ジップラインができないか今後検討したいと思っています)

(宿泊所の目の前には芝滑り場が。ブルーシートをひいて、水を流せば簡易のウォータースライダーにも!?)

 

現在ロッジカウベルは、冬季休業中です。本来であれば冬の営業も行い田子町のスノーアクティビティも楽しんでいただきたいのですが、山の山頂付近にあることから道路の除雪が難しかったり、施設の水道管の凍結の恐れがあるなどもあって、今年は営業を見合わせています。来年の営業は5月からですかね。いつか冬季営業もできるように町とも話し合いを継続したいと思っています。

ということで、私がしばらくこちらで記事を書けなかった理由を少しでもお分かりいただけたのではないかと思います。決してサボっていたわけではないですよーw

この記事を読んでいただいたみなさま、

ぜひ田子町に泊まり、

私たちスタッフに会いに、

田子町で楽しい体験をしに遊びにきてくださいね。

あなたの田子旅をサポートいたします!

 

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ロッジカウベル詳細

電話番号:0179-32-2462(冬季期間中は不通となっておりますので、メールでのお問い合わせをお願いいたします。)

メール:info@lodgecowbell.com

予約サイト:https://lodgecowbell.com/

所在地:青森県三戸郡田子町大字田子字川代ノ上ミ66-3 (アクセス方法 田子町中心地から県道21号線を進み20分ほど。)

チェックイン:16:00

チェックアウト:10:00

部屋数:6部屋(1室4名)※ロフト使用時は、1室5名までお泊まりいただけます。

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五十嵐 孝直

五十嵐 孝直

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