小山田せんべい

小山田煎餅店

2021.04.16

こんにちは!産業能率大学3年の石井です!大正6年(1917年)から創業されている『小山田煎餅店』へ
お邪魔しました!小山田煎餅店では、青森県南部地方から岩手県で食べられている
南部せんべいが作られており
材料はなんと小麦粉、水、塩のみ!

三代目の小山田美穂さん

小山田煎餅店は
100年以上の歴史があります。
現在継いでいるのは小山田美穂(よしお)さん。
名前はいつも“みほ”と間違われるらしく、
初めからよしおだからねとツッコんでいて
とても明るい方でした。

小山田さんはサービス精神がすごく、
焼きたてのせんべいをたくさんいただきました!
小山田せんべい

裏には松の絵が!
焼きたては熱すぎて手でもてないほどでしたが
せんべいとは思えないくらいの柔らかさで
とても美味しかったです。

絶え間ないお客さん

美味しいおせんべいをいただいていると、
続々とお客さんが。
どうやらお客さんは地元の方が多いそうですが、
盛岡や遠方から定期的に買いに来てくれる
お客さんもいらっしゃるそう。

観光客頼りでなはい、地元の方に
支えられているお店だからこそ
強い信頼関係があり
変わらずお客さんは購入してくれるのかなと思いました。

観光で三戸町に訪れる際は、
ぜひ優しくてユニークな小山田さんに会いに、
そして美味しい小山田煎餅を食べに行ってみては
いかがでしょうか!

ここまで続けてこれたワケとは

最後にこの仕事にどのような想いがありますか?
と尋ねたところ、
『嬉しい楽しい誇りをもてる』と呪文のように
3回も繰り返していました。

小山田さんの口から発せられた時、
自然と笑みがこぼれていて
本当に心の底から楽しんでいるのだなと感じることができました。

小山田美穂さん

そして、仕事が趣味の世界とも表現していました。
仕事が楽しすぎて趣味の領域に達しているとのこと。
純粋に自分がやり続けることを楽しいと
自信をもって言えることはなかなかできないことなので
小山田さんはこの気持ちをもって長年続けることが
できているのだなと感じました。

気になる小山田煎餅の種類は・・・

種類はこちら↓
小山田煎餅の種類

よーく見てみると“みみ”や“てんぽ”など
普通の煎餅では見慣れないものが・・・。

“みみ”とはパンのみみと同じ意味で
なんと南部せんべいにはみみがついているんです!

生地を型にはめている様子

このように生地を型にはめ、
上から押して焼いており、
その際にはみでたところがみみとなります。

なんと、そのみみの部分だけの販売もしており、
そのみみもとてつもない美味しさ。
柔らかいうえにこうばしい匂いがたまりません。
お土産に2人のお友達、家族、そして自分用に
4つも買ってしまいました。笑

小山田せんべいのみみ

そして気になる“てんぽ”。
こちらは八戸周辺で作られている煎餅の一種で
通常の南部せんべいとは違い、
焼き加減を抑え、やわらかくてもちもちした
食感のせんべいのことを指します。

やわらかいため、お子様でも安心して食べられるみたいです。
取材が終わって外を出ようとしたら
入れ違いで小さいお子さんとそのお母さん親子が来店されました。

三戸町出身のお母さんは子育てのために
一次帰省中だとか。
息子さんは、お店を出てからすぐに
お母さんに買ってもらったてんぽを
美味しそうに笑顔で食べていました。

来店した小さいお子さん

このように小さいお子さんから
地元の高齢の方まで幅広く
好まれている小山田煎餅。

ぜひ、三戸町に来た際には訪れてみてください。
取材にご協力いただきありがとうございました!

サンノワ編集部

サンノワ編集部

三戸の魅力的な情報を掘り起こしていきます!

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