記念撮影

ジュノハート

2021.04.06

果物の中でさくらんぼが一番好きな
産業能率大学3年の石井友理です。ジュノハートという青森県で新しく生まれた品種を作られている
八戸農業協同組合さくらんぼ専門部の部長である
山田仁志さんにお話しをうかがいました。山田仁志さん山田さんの第一印象は“怖そう”でしたが
話していくうちにジョークをたくさんおっしゃったり、
ジュノハートのことについて熱心にお話していただたりと、
とても面白い方でした。本題のジュノハートですが、ローマ神話の女神『Juno』と
果実がハート型であることから名づけられた
高級なさくらんぼです。平成17年5月に、ジュノハートの原木がある
りんご研究県南果樹部付近で山火事が起き、
火は原木の3本手前まで迫っていましたが
かろうじて消失を免れたそうです。そこから苗木を増やし、
ジュノハートが誕生したのだとか。
名前の通り女神が幸運をもたらしてくれたのでしょうか。インタビュー

そんなジュノハートは他のさくらんぼと違う強みが
2点あります。

1つ目は“甘さ”
糖度がなんと約20度。
りんごが約15度なので、りんごよりも甘い!
バナナが約21度なのでほぼバナナに似た甘さです。

2つ目は“大きさ”
全国的にも有名なさくらんぼの品種『佐藤錦』は
2Lサイズ(25㎜以上~28㎜未満)。
ですが、ジュノハートは3Lサイズ(28mm以上31mm未満)。

大きいうえに形がハートで甘いという最高のさくらんぼです。
インタビュー

ジュノハートの知識を教えていただいたあとは
山田さんのジュノハートに対する想いについて
おうかがいしました。

農産物はだいたいパターンが決まっていて、
①生食②加工品(アルコール・菓子類)のどちらかに値します。

商品開発ではなく、何に変わるかが大事とおっしゃっていました。
そのため、ジュノハートも何か加工をするのではなく、
育て方に手間をかけています。

さくらんぼの木には花が咲きますが、
花が咲くのは子孫を残すためであり、
そこにエネルギーがいってしまうため
一つ一つ手で花を取っています。

とても手間がかかっています。

山田仁志さん
『一度手を入れたら木が死ぬまで面倒を見るのが使命』
と山田さんの熱い想い。

スーパーでさくらんぼを買って食べるだけでは
生産者さんのさくらんぼへの想いや努力に
なかなか気づくことができないため、
今回の取材で感じることがたくさんありました。
インタビュー

収穫時期は7月の上旬~中旬とのことで、
この3月はジュノハートをお目にすることはできず・・・。

次来る時はジュノハートと対面できますように。
記念撮影

産業能率大学3年 石井友理

サンノワ編集部

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