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割烹白山後編~川蟹すいとんの魅力は作り手にあった~

割烹白山後編~川蟹すいとんの魅力は作り手にあった~

いやあ、、先ほどの記事(割烹白山前編)に出てきた川蟹すいとん
美味しそうでしたね、、
川蟹のうま味と共に、すいとんへのこだわりが記事に溢れ出ていましたね!さてさて、先ほどの記事の途中にもありましたが、
川蟹すいとんは、川蟹の捕獲量が減少したことから
一時はメニューから消えてしまいます。
ですが、2年間の試行錯誤のすえ15年の歳月を経て復活しました。「割烹白山 後編」では、
割烹白山の歴史と
川蟹すいとんの復活のキーパーソンとなった
割烹白山専務 本庄孝浩さんについて、お話していきます!

割烹白山の始まり

割烹白山は元々、魚屋さんだったそうです。
魚屋さんから食堂に変わったきっかけは結婚披露宴でした。
当時は結婚式を公民館で行っており、日頃商売をする人たちで集まって
結婚式をプロデュースしていました。
社長は料理が得意だったため、料理長として結婚披露宴を盛り上げていました。
そこで、社長が振舞っていた料理が、「川蟹すいとん」だったそうです。
家庭でも、川蟹スープは作られていましたが、
先代が作り出す絶妙な川蟹スープが好評で、
郷土料理である、ひっつみと掛け合わせて
川蟹すいとんを看板メニューとして、食堂をはじめました。

これが割烹白山の始まりです。
割烹白山

新しいものをつくるだけがはじまりじゃない

本庄さんは川蟹すいとんの復活だけではなく、
未来に綺麗な川を残すための活動もしています。
具体的には、毎年7月の下旬から8月の上旬に
川祭りというお祭りを行っています。
お祭りでは、熊原川の川の中が巨大なプールに変わり、
川魚つかみ取りやいかだ&チューブでの川下り遊びなど
川だからこそできる遊びを一日限定で行っています。
普段は、川で遊ぶのは禁止されていますが
子供たちに川へ気持ちを向けてもらいたいという想いから
お祭り当日だけ、許可を取り、開催しています。
川祭りの様子を写真で見させていただきましたが、
子供たちの笑顔がまぶしくて、自然と頬がほころびました、、
川祭りの様子を見ている写真
地域活性化と聞くと、地域でイベントを行う、特産品を使って商品開発など
時代に合わせて新しいものを追い求め、新しいことをしなければならない
新しいこと=地域活性化になってしまいがちです。
ですが、新しいことだけが、活性化だけではなく
懐かしい、守りたい、といという愛おしい気持ちになれる
元々あったものをもう一度“復活”させることも
地域の未来につながると学ぶことができました。
記念撮影
多くの人の想いと手間が詰まった川蟹すいとん
三戸に来たら、ぜひ川蟹すいとんに会いに行ってみてください!

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三戸大神宮~みこにゃん、キャサリン、歴史とユニークさで溢れる神社~

三戸大神宮~みこにゃん、キャサリン、歴史とユニークさで溢れる神社~

日が沈みはじめたごろ、夕日の光を使って、
キラキラと輝いている灯籠に目をひかれ、
三戸郵便局の向かい側にある、三戸大神宮を訪れました。入口に設置してある灯籠に近づいてみると、
それはステンドガラスでできており、
和と洋が、絶妙に掛け合わさった灯籠を見て、
ここの神社は面白い人、モノに出会えそうだ
というワクワクした気持ちになり、
軽い足取りで石段を上っていきました。
三戸大神宮の灯籠
最初は、軽い足取りで石段を上っていましたが、
だんだんと息が上がり、足がぁ、、と思いはじめたころに
三戸大神宮が見えてきました。後から聞いた話ですが、石段は100段あるそうです、、
女子大学生でも体にきたので、石段を上る際は、
少し覚悟が必要ですね。。三戸大神宮の鳥居
存在感があり立派!!!参拝しようと鳥居をくぐり本殿に近づくと、、
なんと両端の提灯にねこのキャラクターが!!かわいい、、、
彼女たちの名前は、
写真向かって左にいるのが“みこにゃん”で、右にいるのが“キャサリン”三戸大神宮の本殿
みこにゃんは、三戸(さんのへ)を別の読み方にして三戸(みこ)と読み、
三戸(みこ)と巫女(みこ)のふたつの意味を併せもつ招き巫女。
キャサリンはイギリスロンドン出身。みこにゃんの相方。
海外出身ですが、“来三鈴”としっかり漢字があるんですよ!

三戸大神宮のグッズ

「神社らしくない」が褒め言葉なんです。

と笑顔で語ってくれたのは、禰宜(ねぎ)の山崎貴行さん。
ステンドグラスやねこのキャラクターなど、
ほかの神社では見られない光景が広がっていましたが、
大阪と言えば、食い倒れ人形。関西と言えば恵比寿さん。じゃあ青森と言えば、、?
というときにぱっと浮かんでくる、青森=○○を生み出したい
という気持ちを持っていたそう。

そこで三戸をみこと呼び、天照大神のお使い招き巫女みこにゃんを
山車アーティスト夏坂和良さんと共に誕生させ、
相方としてイギリスロンドン出身のキャサリン(写真に向かって右)が
誕生したそうです。
彼女達は、三戸大神宮の看板キャラクター、
いやアイドルともいえる存在で
地元の方たちの愛をたくさん貰っていました。

山崎さんは自分自身で三戸大神宮のことについて、
Twitterで発信しており、なんとフォロワーは1000人超え!!

そのほかにも、三戸大神宮ではハロウィンなどのイベントを
行っており、当日は神社にかぼちゃを置いたり、
みこにゃんやキャサリンの仮装をした人や子供たちで賑わうそうです。

キャラクターからイベントまで神社がやっているとは
と思えないことをされていますが、他の神社から批判的な意見は
なかったのか気になりますが。。

やはり、周りからの神社のあるべき姿ではないという話もあったようです。
ですが、格のある神社とそうではない神社の二つがあって良いのではないかと。
基盤に歴史があるからできることでもあり、楽しいことをみんなでやる。
ただそれだけのこと。

記念撮影
これはこうあるべきだという枠にとらわれないで、
日々を楽しくしようとしている
山崎さんの姿は、アグレッシブでファンキーで惚れてしまいそうでした(笑)

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小山田煎餅店

小山田煎餅店

こんにちは!産業能率大学3年の石井です!大正6年(1917年)から創業されている『小山田煎餅店』へ
お邪魔しました!小山田煎餅店では、青森県南部地方から岩手県で食べられている
南部せんべいが作られており
材料はなんと小麦粉、水、塩のみ!

三代目の小山田美穂さん

小山田煎餅店は
100年以上の歴史があります。
現在継いでいるのは小山田美穂(よしお)さん。
名前はいつも“みほ”と間違われるらしく、
初めからよしおだからねとツッコんでいて
とても明るい方でした。

小山田さんはサービス精神がすごく、
焼きたてのせんべいをたくさんいただきました!
小山田せんべい

裏には松の絵が!
焼きたては熱すぎて手でもてないほどでしたが
せんべいとは思えないくらいの柔らかさで
とても美味しかったです。

絶え間ないお客さん

美味しいおせんべいをいただいていると、
続々とお客さんが。
どうやらお客さんは地元の方が多いそうですが、
盛岡や遠方から定期的に買いに来てくれる
お客さんもいらっしゃるそう。

観光客頼りでなはい、地元の方に
支えられているお店だからこそ
強い信頼関係があり
変わらずお客さんは購入してくれるのかなと思いました。

観光で三戸町に訪れる際は、
ぜひ優しくてユニークな小山田さんに会いに、
そして美味しい小山田煎餅を食べに行ってみては
いかがでしょうか!

ここまで続けてこれたワケとは

最後にこの仕事にどのような想いがありますか?
と尋ねたところ、
『嬉しい楽しい誇りをもてる』と呪文のように
3回も繰り返していました。

小山田さんの口から発せられた時、
自然と笑みがこぼれていて
本当に心の底から楽しんでいるのだなと感じることができました。

小山田美穂さん

そして、仕事が趣味の世界とも表現していました。
仕事が楽しすぎて趣味の領域に達しているとのこと。
純粋に自分がやり続けることを楽しいと
自信をもって言えることはなかなかできないことなので
小山田さんはこの気持ちをもって長年続けることが
できているのだなと感じました。

気になる小山田煎餅の種類は・・・

種類はこちら↓
小山田煎餅の種類

よーく見てみると“みみ”や“てんぽ”など
普通の煎餅では見慣れないものが・・・。

“みみ”とはパンのみみと同じ意味で
なんと南部せんべいにはみみがついているんです!

生地を型にはめている様子

このように生地を型にはめ、
上から押して焼いており、
その際にはみでたところがみみとなります。

なんと、そのみみの部分だけの販売もしており、
そのみみもとてつもない美味しさ。
柔らかいうえにこうばしい匂いがたまりません。
お土産に2人のお友達、家族、そして自分用に
4つも買ってしまいました。笑

小山田せんべいのみみ

そして気になる“てんぽ”。
こちらは八戸周辺で作られている煎餅の一種で
通常の南部せんべいとは違い、
焼き加減を抑え、やわらかくてもちもちした
食感のせんべいのことを指します。

やわらかいため、お子様でも安心して食べられるみたいです。
取材が終わって外を出ようとしたら
入れ違いで小さいお子さんとそのお母さん親子が来店されました。

三戸町出身のお母さんは子育てのために
一次帰省中だとか。
息子さんは、お店を出てからすぐに
お母さんに買ってもらったてんぽを
美味しそうに笑顔で食べていました。

来店した小さいお子さん

このように小さいお子さんから
地元の高齢の方まで幅広く
好まれている小山田煎餅。

ぜひ、三戸町に来た際には訪れてみてください。
取材にご協力いただきありがとうございました!

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樹齢400年!?の松とインスタ映え!?図書館

樹齢400年!?の松とインスタ映え!?図書館

あっ!11ぴきのねこ!思わず駆け寄るねこ好きの鈴木です。
関根の松と三戸町立図書館について紹介しますにゃご!!三戸に着いてから初めてちゃんと見た11ぴきのねこの石像は
ここ、「こどもとしょかん(三戸町立図書館)」にあるものでした。
図書館にあるだけあって、ネコもちゃんと本を読んでいます。こどもとしょかん
11ぴきのねこの石像ひとまず、ねこちゃんとはバイバイして
先にメインの関根の松へ…関根の松青森県の天然記念物に指定され、
日本名松百選にもなっている
三戸の関根の松。
推定樹齢は400年以上だそう…。
(私の20倍生きているではないか!!)江戸時代に南部藩御野馬別当を務めた
一戸五右衛門の庭園跡に建っているそうです。
(歴史マニアじゃないから難しい…。)

普通の木は樹齢が約十年から数十年。
くわえて、青森に樹齢100年を超える松はとても希少。

そして、この関根の松、五右衛門の祖先、
一戸兵部綱定という人が藩主から賜った盆栽松だそうです。
つまり、元々ここに生えていたわけではなく移植された松!
一戸家によって代々大切に育てられ今もこうして残っているというわけです。

とにかくこの松がとても長生きで、
すごいこと、大切にされてきたことがよくわかります!

関根の松
↑とても立派な松の姿。

堂々とそびえ立つ松の姿を目に焼きつけ、
11ぴきのねこの石像が待つ図書館へトイレ休憩ということで戻ると…

館内には馬場のぼる先生の作品が展示されている
大きなショーケース。
(馬場のぼる先生は三戸町で生まれ、多くの賞を受賞した
漫画家さんで『11ぴきのねこ』シリーズ絵本は
ロングセラーとしてこどもたちに愛されています。)

ショーケースの向かい側には…
なんと!11ぴきのねこの大きな人形が!
しかもインスタにあげる用のフレームまでも!!
他にも11ぴきのねこや馬場のぼる先生なりきることのできる
ぼうしやヒゲなどのグッズもありました。

まさかの図書館がインスタ映えスポットに…。

みなさんも立ち寄った時はぜひ写真を撮ってインスタに投稿しましょう。

記念撮影

成蹊大学3年 鈴木晴野

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時代を三戸と歩んできた「小野寺醸造元」と 歴史を語る果物「ガマズミ」の関係とは

時代を三戸と歩んできた「小野寺醸造元」と 歴史を語る果物「ガマズミ」の関係とは

ガマズミという果実をご存じですか?
ガマズミは、赤くて小さい実なのですが、
その小さい実には、歴史と人々の想いが
ぎゅっと詰まっている果実なのです。

ガマズミの歴史

ガマズミとは、直径5㎜程度の小さな果実のこと。
山や野原で自生していて、秋から冬にかけて鮮やかな紅色の実をつける。
青森県南地方ではジョミまたはゾミともいわれている。
青森県三戸地方では昔、一日中歩き回るマタギたちが、
山中で食料に困ったときに、身体を休めるために、
ガマズミを口にしていたそうです。

ガマズミと小野寺醸造元

下記にある写真の商品は、
味噌や醤油を製造している「小野寺醸造元」さんが、
ガマズミという果実の収穫から果汁にする工程をし、商品化されたものです。
SANNOHE JOMI CIDER
きっかけは常連さんだった。
小野寺醸造元さんがガマズミを栽培し、手を加えるようになったのか
気になりますよね、、、!
ガマズミに目を向けるきっかけになったのは、
常連のお客さんが、ガマズミをもってきたことからはじまったそうです。
その後、ガマズミを研究所で調査し、三戸のガマズミの成分が良いことが
明らかになり、商品化への道を進むことになります。

ガマズミは、寒暖の差が大きく、冷涼という三戸地域の風土に
適しており、三戸で栽培されているガマズミは、ほかの地域のガマズミに比べて
ポリフェノールが多く、成分が良いことから注目されています。
また、ガマズミを食べること目的として、一定以上の数を生産しているのは、
全国でも三戸地域だけだそうです!これこそが地域資源、、

取材させて頂いたときには、収穫が終わっていたため、
ガマズミの実物を見ることはできませんでしたが、
小野寺醸造元のお父さん「小野寺昭夫さん」と
ガマズミの素敵な写真を見していただきました!
小野寺昭夫さん

ガマズミ

ガマズミってどんな味?

小野寺醸造元さんで、ジョミドリンクをいただきました!
酸味が強めですが、飲みやすく、
凝り固まっている体をほぐしてくれる
なんだか元気がみなぎってくる味でした!
ジョミドリンク
そのほかにも、ジョミサイダーと神ツ実ジャムをいただきました!
ジョミサイダーは、どこか昔懐かしい味がして
炭酸のパンチが強めで、お風呂上りに飲みたくなる!
そして、神ツ実ジャムは、酸味が抑えられていて
何にでも合う万能ジャム!
クレープに合わせたり
神ツ実ジャムとクレープ
ヨーグルトに入れてみたり
神ツ実ジャムとヨーグルト
もちろん食パンとの相性は抜群!!!!
神ツ実ジャムと食パン

未来に残していきたい地域資源

三戸町では、町おこしの一環として、何か新しい作物を作り出せないか
と考えるようになり、そんなときに頭によぎったのが
マタギの伝承だったそうです。
そこから、試行錯誤を重ねて、栽培方法を確立し、現在に至ります。
マタギの減少とともに、忘れ去られていたガマズミの果実は
多くの想いと手間により、三戸町の新たな地域資源として
生まれ変わりました。

小野寺醸造元さんを取材していくなかで、
昔の人の知恵や暮らしを、今と結び付けて、
未来に伝えていく姿を見て、
地域の奥深さを知ることができました。
記念撮影

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三戸で一番○○なお魚屋さん

三戸で一番○○なお魚屋さん

魚といえば猫!
猫といえば三戸!になりつつある鈴木です。
左瀧本店の斜め前にあった、とあるお店を紹介します!左瀧本店のご主人が
「少し段差があって道路より低い家があるでしょう!?
そういう家は昔からあって古い家なんだよ〜。」
と教えてくれたので
どれどれ〜と佐瀧本店の入り口から
眼を凝らしていると…道路より低い家
↑メガネ屋さんの両脇の家が道路より低くなっている!視線を右にずらすと、うん?
なんだ、あの可愛い11ぴきのねこのイラストの
描かれているオーナメントは!!
11ぴきのねこのイラストの 描かれているオーナメント道路を渡って駆け寄り
窓越しに覗くとそこにあったのは
たくさんの魚たち…なんと!その可愛い見た目のお店は
お魚屋さんだったのです。炭火で焼かれた帆立とタラ「こんにちはー」と中に入ると、
お店に入ると炭火で焼かれた帆立とタラのいい匂いが…
思わずよだれが垂れてしまいそうでした。急に押しかけたにもかかわらず
お母さんと娘さんは気さくにお話ししてくださいました!
(顔出しは恥ずかしいそうでNGでした…)

仕入れは陸奥湊で毎朝いいものだけをお母さんが厳選しているそう。
店頭にあった帆立もデカいのを選んできたとのことでした!

この日も大きな鯛やイカなど新鮮な魚がたくさん揃っていました。
私はこの日、はじめてさばかれていない生の状態のタラを見て
タラが黒い魚だということを知り、ひとり衝撃を受けていました。

ほかにも美味しそうなみそ大根や切り干し大根などのお惣菜がたくさん!
(ご飯にのっけて食べたい!!)

タラ
お惣菜

肝心の気になっていた11ぴきのねこのオーナメントは
今大学生くらいになった学生さんたちが小学生の頃に描いたものだそうで、
今でも「まだ飾ってある〜」と見にくる方もいるそうです。
飾ってくれている学生さんからしたら嬉しいですよね。

個性豊かなねこのイラストたち
個性豊かなねこのイラストたち
↑個性豊かなねこのイラストたち

そして、最後に衝撃事実!
ここ、梅村魚店は三戸で最初の魚屋さんだそう!
(もっと早く言ってよ!お母さん…)

今のお母さんのおじいさんからやっていて、
昔はリアカーでお魚を売っていたそうです。
時代の変化を感じますね。

72歳のお母さんはご主人が亡くなってから17年、
娘さんと二人三脚で元気にお魚屋さんを今も守っています!
笑顔が素敵な優しい親子に会いに来てはいかがでしょう!?

最後に肉厚ジューシーな帆立を頂いたのですが、
私こんなに大きな帆立初めてで、とても美味しかったです!
炭火焼きサイコー!!!

肉厚ジューシーな帆立

成蹊大学3年 鈴木晴野

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ここはサイダー瓶の博物館⁈ レトロ感あふれるお酒屋さん「佐瀧本店」

ここはサイダー瓶の博物館⁈ レトロ感あふれるお酒屋さん「佐瀧本店」

お酒一杯で顔が真っ赤になるアルコール激弱の鈴木です。
これから三戸町にあるお酒屋さんを紹介します!ここはサイダー瓶の博物館⁈と思ってしまうほど壁にずらりと
変わり種のサイダー瓶が飾られているのは、
お酒の卸売りをしている佐瀧本店。集めたサイダー瓶佐瀧本店は大正時代に建てられ今も現存する
鉄筋コンクリートの建物では青森でもっとも古い建物だそうです。ちなみに写真のサイダー瓶は5代目が趣味で
旅行に行ったときに各地方のものを集めているのだそう。
「これは美味しいよー」とか「これはまずかったねぇ」と
楽しそうに話してくださいました。
佐瀧本店お店自体は明治19年から開業していて
今お店を営むのは4代目と5代目。
元々は日用品を売る雑貨屋さんだったそう。

しかし、大正12年の火事により店舗が焼火してしまい
その後、堀江組(洋風建築で多くの実績を持つ弘前市の大工さん)により
1年足らずで今の近代洋風建築の建物をたて、
大正13年には店舗を再開したとのこと。
戦後からは食料品に限定してお店を営業してきたそうです。

佐瀧本店

大正ロマンを感じさせる建物の中に入ると
レトロ好きにたまらない!
味のある雰囲気で写真を撮らずにはいられない空間が…。

机も飾られているポスターも戦前からあるものがそのまま。
三戸エリアは空襲を逃れた為に今も残っているそう。

唯一変わったのは畳から床張りに変わったことくらい…
窓も机での作業を想定し高く設置されているとのことでした。

また、堀江組が銀行も建築していた大工さんだったからか、
どこか昔の銀行を感じさせるような店内でした。
佐瀧本店
佐瀧本店
佐瀧本店

本店も含め敷地内の5件の建物が大正時代に作られた西洋造りで、
すべて国の登録文化財に登録されています。
(事前予約で一般の方も見学できるそうです。)

今回は時間の都合上、お店の裏にある佐瀧別邸の外観だけ
みさせて頂きました。
和と洋が混ざり今まで私がみたことのないような
建築物でとても興味深かったです。
(時間があれば中も見たかったです!)
佐瀧別邸の外観
佐瀧別邸の外観

ステンドグラスの窓
↑ステンドグラスの窓もとても綺麗。

本店と別邸の間にある土蔵造
↑本店と別邸の間には土蔵造も

佐瀧本店では地元と組んだ地サイダー作りをしようと試み、
小野寺醸造元さんや丸末果樹農園などと協力して作った
「三戸ジョミサイダー」や「ぶどっぷるサイダー」が売られています。
他にも、イカスミサイダーやテキカカシードルというりんごのお酒など
珍しい商品も置いてありました。

ぶどっぷるサイダー

また、三戸の風景を絵にしたポストカードも売られていて、
もちろんのこと、歴史ある佐瀧本店、別邸ともにポストカードの題材に
なっていました。(この日は残念ながらその2枚は売り切れ…)

三戸の風景を絵にしたポストカード

ポストカードと実際の景色
↑私も三戸の街並みポストカードを買って
実際の景色と照らし合わせてみました!

途中建て替えはあったものの
明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を
またぎ戦争にも地震にも耐え抜いてきた佐瀧本店。
サイダーやお酒を買いつつ、歴史を感じに訪れてみては!?

ミニミニワンチャン
↑ミニミニワンチャンも待っています!

成蹊大学3年 鈴木晴野

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まちの楽校、加藤パン、三戸町の“ほっこり”

まちの楽校、加藤パン、三戸町の“ほっこり”

三戸町の“ほっこり”をご紹介していきます!
まず、三戸町の憩いの場として知られている「まちの楽校」さん
まちの楽校の外観店内に入ると、近所のおじいちゃん達が囲碁をついていました!
その光景を見て、ほっこり。
また、おじいちゃん同士の対局だけではなく、
子供とおじいちゃんで対局を!!
都会に住んでいると、なかなか経験できないこと、
見られない景色だなと思い、“ほっこり”しました。店内には手作りで作られた品がたくさん置いてあり、
空間が温かみにあふれていて、“ほっこり”しました。
まちの楽校の内観お昼ご飯で、プルコギ定食を頂きました!
お米が甘くて、プルコギの甘辛さとの相性は最高でした!
プルコギ定食食後のデザートとして、コーヒーと松皮煎餅を頂きました!
松皮煎餅は、三戸町内にある有名な松の木「関根の松」にあやかって
生み出されたそう。終戦後にできたお菓子で、長い歴史がつまっています。
(確かによく見てみると、松の実の皮に見える、、!!)
甘すぎず、あっという間に無くなってしまいました。。。
コーヒーと松皮煎餅さて、次の三戸町の“ほっこり”は「加藤パン」さん
加藤パン
どんなパンに出会えるのでしょうか、、ワクワク、、おじゃまします~
加藤パン
きゃーーーーーかわいくて美味しそうなパンがたくさん!
加藤パンの商品
卵がこんなにぎっしり詰まっているのに180円!お得すぎます。。
加藤パンのサンドイッチ
パッケージにレトロ感があってかわいすぎるパンたち、、
加藤パンの商品
突然の取材だったのにも関わらず、加藤パンについて
楽しそうにお話してくれた、代表の加藤さん
加藤パン代表の加藤さん
加藤パンでは、生産の6割が学校給食に、
残りの4割を三戸の商店や地元の朝市に出店しているそうです。
加藤さんのオススメパンは?と尋ねると
「ハムチーズとチョコクロワッサン、でもメロンパンもおいしいよ!」
と嬉しそうにオススメしてくださる姿を見て、
自分で一から作っているパンへの愛情と誇りを感じ、“ほっこり”しました。
記念撮影

そしてそして、最後に私が感動したパンをご紹介させてください。
あんこ好きにはたまらない、あんかけパン!
実はあんパンの上にようかんがコーティングされているのです!!!
帰りの新幹線でおいしくいただきました!
驚きと感動でお腹も心もいっぱいになりました。。
あんかけパン

記事の半分くらい食レポになってしまいましたが、、、
みなさんも、三戸町に訪れた際は、三戸町の“ほっこり”を
訪れてみてください♪♪

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ジュノハート

ジュノハート

果物の中でさくらんぼが一番好きな
産業能率大学3年の石井友理です。ジュノハートという青森県で新しく生まれた品種を作られている
八戸農業協同組合さくらんぼ専門部の部長である
山田仁志さんにお話しをうかがいました。山田仁志さん山田さんの第一印象は“怖そう”でしたが
話していくうちにジョークをたくさんおっしゃったり、
ジュノハートのことについて熱心にお話していただたりと、
とても面白い方でした。本題のジュノハートですが、ローマ神話の女神『Juno』と
果実がハート型であることから名づけられた
高級なさくらんぼです。平成17年5月に、ジュノハートの原木がある
りんご研究県南果樹部付近で山火事が起き、
火は原木の3本手前まで迫っていましたが
かろうじて消失を免れたそうです。そこから苗木を増やし、
ジュノハートが誕生したのだとか。
名前の通り女神が幸運をもたらしてくれたのでしょうか。インタビュー

そんなジュノハートは他のさくらんぼと違う強みが
2点あります。

1つ目は“甘さ”
糖度がなんと約20度。
りんごが約15度なので、りんごよりも甘い!
バナナが約21度なのでほぼバナナに似た甘さです。

2つ目は“大きさ”
全国的にも有名なさくらんぼの品種『佐藤錦』は
2Lサイズ(25㎜以上~28㎜未満)。
ですが、ジュノハートは3Lサイズ(28mm以上31mm未満)。

大きいうえに形がハートで甘いという最高のさくらんぼです。
インタビュー

ジュノハートの知識を教えていただいたあとは
山田さんのジュノハートに対する想いについて
おうかがいしました。

農産物はだいたいパターンが決まっていて、
①生食②加工品(アルコール・菓子類)のどちらかに値します。

商品開発ではなく、何に変わるかが大事とおっしゃっていました。
そのため、ジュノハートも何か加工をするのではなく、
育て方に手間をかけています。

さくらんぼの木には花が咲きますが、
花が咲くのは子孫を残すためであり、
そこにエネルギーがいってしまうため
一つ一つ手で花を取っています。

とても手間がかかっています。

山田仁志さん
『一度手を入れたら木が死ぬまで面倒を見るのが使命』
と山田さんの熱い想い。

スーパーでさくらんぼを買って食べるだけでは
生産者さんのさくらんぼへの想いや努力に
なかなか気づくことができないため、
今回の取材で感じることがたくさんありました。
インタビュー

収穫時期は7月の上旬~中旬とのことで、
この3月はジュノハートをお目にすることはできず・・・。

次来る時はジュノハートと対面できますように。
記念撮影

産業能率大学3年 石井友理

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りんごだけではない、青森の日本一!

りんごだけではない、青森の日本一!

産業能率大学3年の石井友理です。今回はとある農業法人さんにお邪魔しました。
突然ですが、この一枚目の写真は
何だと思いますか?よしだ家のにんにく
そうです、こちらは大量の“にんにく”です!
青森県のにんにくは、日本一の生産を誇り、
国内出荷量の約7割を占めています。三戸町を知る前までは
にんにくの生産1位が青森県だということを
私はまったく知りませんでした・・・。そんなにんにくを三戸町で育てている
『にんにくのよしだ家』という農業法人さんにお伺いしました。
今回お話をしていただいた方は、
代表の吉田清華さん。
吉田清華さん元々、お父さんが農家を営んでいたけれど、
はじめは継ぐ気がなかったのだとか。
継ぐきっかけとなったのが大学卒業とともに経験をした
ニュージーランドでのワーキングホリデー。そこで、システム化されている農業経営に感銘を受け、
日本に少しでも取り入れたいと思い、
お父さんの農家を継がれました。吉田さんと石井さん
(なぜか遠くの空を眺めている吉田さんと私)この吉田さんが作るにんにくは
有機肥料を使ったり、姫にんにくと葉にんにくの水耕栽培などの工夫をおこなっているためか、
普段私が食べている中国産の辛いにんにくと違い、とても甘くなっています。
よしだ家のにんにく
加工品の販売にんにくを育てているほかに、
加工品の販売も行っています。今回、“にんにく男みそ”の甘口、中辛、辛口の
3種類を味見させていただきました!私の食べてみた感想ですが、
にんにくのクセがいっさいなく、
そのままでも美味しいですし、
ご飯や他のおかずに足して
食べることもできるみそでした。他にもにんにくを使った加工品を
インターネットにて販売しています。
詳細はこちら↓
にんにくのよしだ家ネットショップ吉田さんと石井さんどのように育てているか、
中もお邪魔させていただきました。吉田清華さん

なんと、吉田さんこんな大きい機械を
操作しているようです。とてもかっこいい!

最初は農業を継ぐつもりではなかったと冒頭に書きましたが、
そもそも農業自体が好きではなかったそうです。
農業ではなく、土が好きでよく土の研究をしていたという吉田さん。
土を研究していくなかで、次第に農業に対する興味が広がり、実際に経営をする面白さに繋がったとのことです。

周りの環境は変わらないため、自分が変わるしかないと。

吉田さんは三戸町にこだわっているわけでなく、
たまたま縁があり三戸町で営んでおり、
『場所でなく、自分が楽しいだけ』
という言葉がとても心にしみました。

吉田清華さん

農業の話だけでなく、
生き方や考え方までたくさん学ぶことがありました。
なにより吉田さんの明るく、フレンドリーな雰囲気が
外者の私たちを温かく迎えてくださり
とても楽しい時間を過ごすことができました。
最後には『青森のお母さん』とも呼ぶほどに・・・。(笑)
ありがとうございました!
記念撮影

そんなよしだ家で作られているにんにくは,
『だるま食堂』さんの食材にたくさん使われています。
だるま食堂のマーク
入り口前にはかわいいお店のマークが。
だるま食堂のマーク
だるま食堂店内
店内にはいたるところにだるまが!
美味しそうな料理の写真を撮る大牧編集長
美味しそうな料理の写真を撮る大牧編集長と
だるま食堂の店主である吉田さん。

にんにくが有名なこの青森県には、
採れたにんにくを食べられる場所がないことに
もったいなさを感じ、農業ではなく食べられる場として
だるま食堂をつくられました。
かわいいだるまの顔をしたピザ
かわいいだるまの顔をしたピザ。
餃子
にんにくの料理といえば餃子!
普通の餃子よりもくせがなく、
ソースまでにんにくに包まれていて絶品でした。
BLACK GARLIC
ところで、この黒いにんにく。
これはBLACK GARLICといい、熟成させたにんにくです。
食べてみると、レーズンのような味がして
食感もやわらかくとってもおいしかったです。
クセはないけれどクセになりそう!(笑)

実は私、ここまで書いてきませんでしたが
にんにくがあまり好きではありませんでした。
ですが、このだるま食堂でいただいた料理が
にんにくを食べているのを忘れてしまうかのように
どれもおいしく、にんにくが好きになりました!
ガーリックマニアとよしだ家のかわいいシール

最後にはガーリックマニアとよしだ家のかわいいシールをいただき、
大切にパソコンに貼っています。

記念撮影
すてきな食、すてきな人に出会えてとてもすてきな時間になりました。
よしだ家、だるま食堂のみなさん本当にありがとうございました。

産業能率大学 3年 石井友理

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